診療科・医師紹介

消化器内科

 

  役職
医師名
卒業年 所属学会(資格)

部長
戸川 昭三

平成7年

日本内科学会 (総合内科専門医、指導医)  
日本消化器病学会 (消化器病専門医、指導医)  
日本消化器内視鏡学会 (消化器内視鏡専門医、指導医)  
日本消化管学会 (胃腸科専門医)  
日本がん治療認定医機構 (がん治療認定医)

 

ACLS基礎(ICLS)コース
臨床研修指導者講習会修了
緩和ケア研修会修了

病棟医長
中舘 功

平成13年

日本消化器病学会
日本内科学会
日本消化器内視鏡学会

臨床研修指導医講習会修了
緩和ケア研修会修了

医師
丸谷 祐香

平成23年

日本内科学会 (内科認定医)
日本消化器病学会 (消化器病専門医)  
日本消化器内視鏡学会 (消化器内視鏡専門医)

 

緩和ケア研修会修了

医師
中西 和久

平成23年

日本内科学会(内科認定医)

 

日本消化器病学会 
日本消化器内視鏡学会

 

緩和ケア研修会修了

医師
石原 亮

平成25年

日本内科学会 (内科認定医)  
日本消化器病学会 (消化器病専門医)  
日本肝臓学会 (肝臓専門医)  
日本消化器内視鏡学会 (消化器内視鏡専門医)

 

緩和ケア研修会修了

医師
小山 哲生

平成27年

日本内科学会 (内科認定医)  
日本消化器病学会 (消化器病専門医)

 

緩和ケア研修会修了

 

 

 食道、胃、大腸、肝臓、膵臓、胆嚢、胆管など、おなかの中にある、殆どすべての臓器を対象として診療を行っています。
 特に、内視鏡を使った、食道・胃・大腸の早期がんの診断と治療に力を入れて取り組んでおります。
治療方法を検討した結果、手術や放射線治療を選択する場合にも安心してスムーズに診療が受けられるよう、外科や放射線科、病理診断科と密に連携を取っています。また化学療法(抗がん剤治療)も当科で行っており、様々な治療を組み合わせて患者さんに最適の治療が行えるよう努力してまいります。


対象疾患

食道

病名

症状・治療法

 食道がん

早期がんは内視鏡的治療の適応となる為、がん部位とその周囲を電気メスで切除する内視鏡的粘膜下層剥離術 (ESD) にて治療し完治できます。進行したがんの場合には外科による手術が必要となりますが、外科的切除が困難な場合は、当科で抗がん剤治療を放射線治療と併用して行っております。

 逆流性食道炎

胸焼けで発症する病気で、食道への胃酸の逆流が原因です。
胃痛や胸焼けを抑えるプロトンポンプ阻害薬などによる治療を行います。

 食道静脈瘤

多くは肝硬変に合併し、破れると致命的な大量出血を起こすことがあります。
内視鏡的結紮術 (EVL) や内視鏡的硬化療法 (EIS) などの緊急止血治療と肝硬変のコントロールを行います。


病名

症状・治療法

 胃がん

早期がんは内視鏡的治療の適応となる為、がん部位とその周囲を電気メスで切除する内視鏡的粘膜下層剥離術 (ESD) にて治療し完治できます。進行したがんの場合には外科による手術が必要となりますが、外科的切除が困難な場合は、当科で抗がん剤治療を放射線治療と併用して行っております。

 胃・十二指腸潰瘍
 などの消化管出血

吐血・黒色便をきたす主な疾患であり、胃や十二指腸の粘膜が欠損して、そこにある血管が破れて出血します。ときに大量出血してショック状態に至ることがあります。緊急内視鏡検査を行い内視鏡的止血術を行います。

 ヘリコバクター
 ピロリ菌感染症

胃・十二指腸潰瘍の再発予防の目的や、慢性胃炎の際に胃がんの発生率を下げる目的でピロリ菌の除菌療法を行います。


十二指腸・小腸

病名

症状・治療法

 腸閉塞 (イレウス)

腹痛・嘔吐・腹部膨満で発症します。緊急手術が必要となる場合もあり、初診時より消化器外科と綿密な連携を取り診療します。
小腸イレウスに対して経鼻イレウス管を留置し、改善無ければ外科手術が必要となります。


大腸・直腸

病名

症状・治療法

 大腸がん

早期がんは内視鏡的治療の適応となる為、がん部位とその周囲を電気メスで切除する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)にて治療し完治できます。進行したがんの場合には外科による手術が必要となりますが、外科的切除が困難な場合は、当科で抗がん剤治療を放射線治療と併用して行っております。

 腸閉塞 (イレウス)

大腸人工肛門 (ストーマ)、大腸イレウス管、大腸ステントなど適切な処置方法を外科と綿密に検討し選択します。

 大腸憩室症

通常は無症状ですが、便秘などを誘因として腹痛をきたしたり、下血を生じたりします。点滴などで保存的に治療を行っていますが、時に外科的切除を必要とすることもあります。


肝臓

病名

症状・治療法

肝臓がん

多くは慢性肝炎や肝硬変に合併します。血液検査、腹部CTやMRIなどで進行具合を評価し、外科的切除・血管塞栓術・局所的焼却治療・抗がん剤など患者さんの状態にあった治療方法を選択します。

 B型慢性肝炎
 C型慢性肝炎

ほとんど症状がなく、健診や献血で見つかることが多いのが現状です。新しい抗ウイルス薬が次々に保険適応となり、従来のインターフェロン療法だけの時代から慢性肝炎治療は大きく変化しています。常に最新の治療を導入し、患者さんの病状に適した治療を行います。

 肝硬変

慢性肝炎が進行した状態です。黄疸・腹水・消化管出血・意識障害などが出現した場合は、薬物療法を主とする対症的治療が必要となります。


胆道

病名

症状・治療法

 胆嚢がん
 胆管がん

内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査 (ERCP)にて、造影検査、組織診断を行います。外科的切除困難な場合は全身の化学療法を行っています。
胆管閉塞に対しては、内視鏡を用いて金属製のチューブ (ステント)を留置し、黄疸の治療を行います。

 急性胆嚢炎
 急性胆管炎

原因の多くは胆石症です。急な腹痛・黄疸・悪寒戦慄・発熱等で発症します。重症例では緊急ドレナージや緊急手術が必要となります。総胆管結石については内科で、内視鏡を用いて破砕・採石治療を行います。胆嚢胆石については、炎症が落ち着いてから外科的胆嚢切除を予定しています。


膵臓

病名

症状・治療法

 膵がん

早期発見が難しく、診断時には進行癌であることがほとんどです。超音波内視鏡下穿刺吸引生検 (EUS-FNA)を行い、腫瘍・リンパ節の組織を採取しがんの正確な進行度、化学療法の選択に役立てています。外科的切除困難な場合は全身の化学療法を行っています。

 急性膵炎

激しい上腹部痛で発症します。
腹部CTなどで重症度を判定してから治療を行います。

 

 

 

2021年度

2022年度

2023年度

外来患者数

13,334

13,930

13,416

入院患者数

1,139

1,356

1,300

 

入院の契機となった傷病名(MDC6)

2021年度

2022年度

2023年度

小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)

224

256

271

胆嚢炎等

77

99

75

急性膵炎、被包化壊死

32

44

38

胃の悪性腫瘍

28

55

26

肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。)

16

28

32

結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍

20

103

48

 

正式名称

2021年度

2022年度

2023年度

内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術

250

306

308

内視鏡的胆道ステント留置術

46

49

50

内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ)

39

44

34

内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜)

17

15

8

 

正式名称

2021年度

2022年度

2023年度

上部消化管内視鏡

1,827

1,664

1,705

EUS-FNA

18

19

17

大腸内視鏡

912

863

853

 

2021年度

2022年度

2023年度

62

93

64