出産を希望される方

 

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当院の分娩

 

✿母子ともに安心を✿

〇総合病院のため、産婦人科・小児科医師とともに専門性を持った助産師・看護師が外来から入院生

 活をお手伝いさせていただきます。

〇自然分娩を基本に、分娩時のご家族の立会いや、カンガルーケア、母乳哺育、母児同室なども推進

 しています。

〇入院中はいつでも産婦人科・小児科医師、看護師・助産師がそばにいて皆様を支援します。

 赤ちゃんは日々の観察を行い、異常の早期発見に努めています。

〇赤ちゃんは新生児マススクリーニング検査に加えて、ライソゾーム病と重症複合免疫不全症の希少

 疾患に関するスクリーニング検査や新生児聴力検査 (ABR) を追加で行うこともできます。

〇出産費用補助制度を活用した金額で対応いたします。

 

※厚生労働省 「出産なび」にも当院の情報が掲載させております。
 下記のバナーからご確認ください。

スタッフ紹介

 

当院には経験豊富な助産師がいます。助産師とは、お産にまつわる専門的な知識や技術を備えた看護師です。
ひとくちにお産といっても、妊娠から出産、産後のお母さんと赤ちゃんが自立されるまでの、長い道のりです。お産をマラソンに喩えるなら、助産師は常にその傍にいる伴走者です。お産の道筋を案内し、時に励まし、時に一緒に立ち止まってお話をうかがい、自分でできる方法を一緒に考えます。分娩のお手伝いをし、お母さんや赤ちゃんに何かあった時のために常に技術を磨き(*1,*2)、総合病院の強みを活かして産科医や小児科医と連携して、お産にまつわることなら何にでも対応します。
(*3)私たちの考えるお産は、出産したら終わりではありません。赤ちゃんが生まれた後も、お母さんの体調や母乳のこと、赤ちゃんの哺乳やお肌トラブルなど、心配事が尽きない期間が続きます。お母さんと赤ちゃんが自信をもってお家に帰られ、その先の子育てを安心に幸せに歩んでいけるよう、責任をもってサポートします。

・アドバンス助産師 (*1)6名+小児科病棟に2名在籍
・IBCLC (*2) 2名+小児科病棟に1名在籍
・NCPR (*3) 病棟に所属する助産師・看護師の全員

 

 

  1. 日本助産評価機構による認定制度により「自立して助産ケアを提供できる助産師」として認められています。
  2. IBCLCは、母乳育児がうまくいくための支援に必要な、一定水準以上の技術・知識・心構えを持つヘルスケア提供者です。IBCLCの資格は、ラクテーション・コンサルタント資格試験国際評議会 (IBLCE) が実施する全世界共通認定試験に合格することで得られる資格です。
  3. 日本周産期・新生児医学会により「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができること」を目的に設けられた認定資格です。

 

 

出産までの流れ


【里帰り出産】

32~34週頃からは当院で妊婦健診を受けていただくようにお願いします。里帰りの際は通院されていた病院からの紹介状・検査データをご持参ください。来院可能な場合は、妊娠20週頃に一度受診をお勧めしています。

 

【妊婦健診】

予約制のため、当日予約なしでの受診はお待ちいただく事があります。

診察日時

月~土曜日 9:00 ~ 11:30 (受付は8:00 ~ 11:30)

予約方法

予約センターにお電話ください

電話番号 : 052-804-1111

受付時間 : 平日9:00 ~ 15:00


【スクリーニング外来】

妊娠20週前後の時期に胎児の器官や発育について超音波で時間をかけて詳しく診察していきます。
妊婦健診代にプラスして別途料金がかかります。

 

診察日時

毎週火曜日 13:30 ~ 15:30

 

・マタニティクラスをうけましょう
・家族で赤ちゃんを迎えるための準備をしましょう。(お部屋、赤ちゃんのものなど)
・バースプラン(出産直前・直後にどのようにしたいかの計画)を一緒に考えましょう。

 

出産が近づくと陣痛がはじまります。いつでも入院できるように準備をしておきましょう。
不規則だった陣痛が規則的になり、その間隔がだんだん短くなってきたらいよいよ入院です。 規則的な陣痛や破水がある場合は、お電話でご相談ください。
※LDRとは陣痛・分娩・回復までを同じ部屋で行うことができます。陣痛室から分娩室までの移動がなく体への負担が少ないことや、 個室のため周囲を気にすることなく過ごせて、上のお子さんやご家族と一緒にお産に臨めることができます。
持ち物一覧

 

経膣分娩か帝王切開での出産となります。
必要な時は、小児科医が立ち会います。NCPR助産師、看護師は必ず、分娩に立ち会います。
いよいよわが子とのご対面です。おめでとうございます!!
お祝いのお食事もご用意しております。

 

 

※2024年2月~

 

                       

 

【カンガルーケア(早期皮膚接触)】

出産直後に、赤ちゃんを母親の胸元に抱いて、裸の皮膚と皮膚を接触、スキンシップをしながら保育する事です。その姿がカンガルーに似ている事からカンガルーケアと名付けられました。


【母乳育児】

母乳は赤ちゃんにとって最適な栄養です。当院では可能な限り24時間の母児同室・自律授乳をお勧めし、そのお手伝いを行っています。入院中に新生児との生活への不安や悩みに対して、産婦人科・小児科医師、助産師が24時間サポートいたします。
※母児同室:お母さんも赤ちゃんもお互いそばにいる方が安心できます。母児同室をすることで赤ちゃんのほしがるタイミングでおっぱいをあげることができ、その結果母乳の分泌がよくなっていきます。
※自律授乳:授乳時間を決めずに、赤ちゃんが欲しがる時に授乳する方法で行っています。出産後早期からの授乳をおこなうことで母乳の分泌促進を図っています。


【新生児スキンケア】

赤ちゃんの肌はうまれてから24時間くらいすると胎脂がとれて乾燥が始まります。
赤ちゃんの乾燥肌は皮膚トラブルの原因にも繋がると言われています。
赤ちゃんの肌に適切な水分と油分を補うスキンケアを取り入れています。

 

退院おめでとうございます! 新たな家族が増えて、新生活がスタートします。 産後のサポートは、健診を通して赤ちゃんとお母さんの健康状態をチェックいたします。 助産師外来で母乳相談や育児相談も行っております。出産後の育児やメンタルのサポートをいたし ます。 また、出産後、安心して子育てが出来るように授乳ケアや育児相談、赤ちゃんの沐浴などママとご 家族の希望に合わせた宿泊または通所サポートケアを行っています。
他院でご出産の方もご利用できます。

 

【産後健診】

退院後1週間と産後1ヶ月に母児の健診を行います。


【助産師外来】

母乳相談や育児相談を行っています。 出産後の育児やメンタルのサポートも行っています。


【産後ケア入院】

産後のお母さんは赤ちゃんとの生活で慣れないことが多く、困り事や悩みもつきないと思います。
「すぐに悩みが相談できる」「母乳・授乳などの育児をサポートしてほしい」そんな方に産後ケア入院で専門スタッフがサポートします。
育児に不安を持つ方、退院後のサポートがない方などお気軽にご利用ください。


 

利用対象者

出生直後から生後6週間まで

 (生後6週間以降はご相談ください)

利用料金

30,000円(税込)/日 (自費の場合)

 (名古屋市・日進市在中の方はまずは保健センターへ問合せてください)


教育レッスン


マタニティクラス教室を行っております。
小さな疑問や不安を同じ時期に出産するパパ、ママの交流を図りながら、一緒に解消しませんか。
妊娠中も健やかに過ごし、家族みんなで出産を支え、赤ちゃんを迎える準備をしましょう。
なお、参加費は無料です。
※タブレットを使用した食事や授乳の説明等も行っています。


面会


新型コロナウイルス感染症対策のため、一般病棟では12歳以下のお子様の面会はご遠慮いただいておりますが、ご出産で入院の患者様・ご家族様にとって出産は大きなライフイベントであり、ご家族様と一緒に迎えることが大切であると考えております。
そのため、「立ち会い分娩・ご面会に関する約束事項」を遵守していただいた上での面会を許可しております。
下記をダウンロードしていただき、ご署名の上、入院当日にご持参ください。

●面会時間

平日

13:00~20:00

土日祝日


●面会時の注意事項

費用


正常分娩

個室利用

45万円~

帝王切開

55万円~

※当院の出産費用は個室料及び食事代を含む、入院7日間を想定して設定しています。
 ただし、入院期間、分娩時間、曜日等で、金額が前後する場合があります。

【出産費用補助制度】

出産育児一時金の直接支払制度
〇各健康保険組合にご加入の方は、加入の医療保険者から一児につき50万円(産科補償制度含む)の出産育児一時金の助成制度があります。
〇当院では、「出産育児一時金の直接支払制度」をご利用いただけますので、出産費用が50万円を超えた場合は、不足額のみお支払いいただけます。
〇出産費用が50万未満の場合その差額を、医療保険者に請求する事ができます。
詳しくは加入している健康保険の窓口にお問合せください。

無痛分娩


無痛分娩とは、お産の時に、麻酔を使って陣痛の痛みを軽減する方法です。
「無痛」と聞くと、痛みが全く無いように思われることが多いですが、痛みを完全に取ってしまうと、お産に必要な「赤ちゃんを出す力(いきむ力・子宮収縮)」も取ってしまうため、お産が進まなくなってしまいます。
このため、ある程度の感覚は残す必要がありますので、痛みを「和らげる」ものと考えていただければと思います。
当院では、「硬膜外鎮痛」という方法で行っています。背中に通っている、痛みを伝える神経(脊髄)のすぐ外側にある空間(硬膜外腔)に細い管(直径1㎜程度)を通して薬を投与します。薬が赤ちゃんへ届くことがほとんどないことから、多くの国で無痛分娩の第一選択の方法とされています。
詳しい方法については、日本産科麻酔学会無痛分娩Q&Aをご覧ください。


 

総合病院ならではの安心を提供します。


安全な無痛分娩を行うために、産婦人科専門医、麻酔科専門医、助産師にて対応します。
赤ちゃんに対しても、必要に応じて速やかに小児科医の診察が受けられる体制を取っています。
経産婦の方を対象に、計画分娩(予定を決めて入院し無痛分娩を行う方法)を採用しており、妊娠38週(分娩予定日の約2週間前)での入院、無痛分娩の実施を予定しています。 平日の日中(9時から17時30分)に、無痛分娩に必要な処置や薬剤の投与を行います。
夜間・休日は、無痛分娩に対応ができる体制が整っておらず、現在は行っておりません。
また、入院予定日よりも早く陣痛や破水が起こった場合には、無痛分娩の対応ができないことがあります。


※医師数や分娩取扱実績等の無痛分娩にかかわる情報を掲載

 

  • 陣痛の痛みを和らげることで、分娩中の疲労が軽減され、産後に体力が温存できたと感じる方が多いと言われています。
  • 血圧が高い方や、心臓に病気がある方の身体への負担を軽減し、呼吸や血圧の変動を起こしにくくすることが出来ます。

  • 麻酔を行うことで痛みを軽減すると同時に、赤ちゃんを出す力(いきむ力・子宮の収縮)も弱くなるため、お産の進行に時間がかかります。このため、陣痛を促す薬(子宮収縮剤)を使用する必要があります。また、器械分娩(赤ちゃんを吸引や鉗子という器械を使って出す処置)が必要になる可能性が高くなります。
    無痛分娩によって帝王切開になる可能性が高くなることは無いと言われています。

【麻酔による影響】
慎重に管の挿入や麻酔薬の投与を行っていきますが、麻酔の影響によって、以下のような症状が生じることがあります。

  • 足の力が入りにくい/足のしびれ
  • 血圧の低下
  • 尿がしたい感じ(尿意)がわかりにくくなる
  • 体のかゆみ  
  • 体温の上昇(長時間の麻酔で)
  • これらは、無痛分娩を行っている間に一時的に生じるものが多く、麻酔の効果がなくなると症状が改善することがほとんどです。

非常にまれではありますが、重篤な合併症を生じる可能性があります。
  • 頭痛(硬膜穿刺後頭痛)
  • 硬膜外腔血腫/膿瘍
  • 全脊髄くも膜下麻酔
  • 局所麻酔中毒
当院は総合病院のため、各専門の医師が在籍しており、早急な対応が可能です。

 

  1. 申し込み

    無痛分娩のご希望がある場合は、予約枠に限りもありますので、なるべく早く外来受診時にお知らせください。
    ※経産婦の方が対象となります。

  2. 妊娠30週ごろ

    無痛分娩時に必要な採血検査を行います。
    結果はその次の妊婦健診時に説明します。

  3. 妊娠34週ごろ

    30週時の採血結果や、妊娠経過に問題がなければ、麻酔科受診をしていただきます。(背骨のエコー検査、麻酔についての説明、同意書をお渡しします。)
    必要に応じて、レントゲン検査が追加になることがあります。

  4. 入院(妊娠38週)

    硬膜外麻酔を行う前日の午後(13時)に入院していただきます。
    必要に応じて、頸管拡張(子宮口を広げる処置)を行うことがあります。

  5. 無痛分娩当日

    朝診察(内診)をし、子宮口の状態を確認して陣痛促進剤を開始します。
    麻酔用の管(硬膜外カテーテル)を挿入します。
    陣痛がつき、子宮口がある程度開いたら、カテーテルより麻酔薬を投与します。

    出産後、創部の縫合が必要な方はその間も麻酔を継続し、処置終了後にカテーテルを抜去します。

    麻酔開始当日に出産に至らなかった場合には、カテーテルは留置したままで過ごしていただき、翌朝に薬の投与を再開します。

●無痛分娩中の過ごし方


安全面より、無痛分娩中の過ごし方にはいくつかお願いしたい事があります。

  • モニター装着  血圧計、心電図、パルスオキシメーター、分娩監視装置など
  • 飲食  食事をすることが出来ません。  清澄水(水、お茶、スポーツドリンク、リンゴジュースなどの透明なジュース、透明なゼ  リー飲料、ミルクやレモンの入っていない紅茶、ミルクの入っていないコーヒー)は  とっていただくことが出来ます。
  • 入浴(シャワー)  感染を避けるため、カテーテルが入っている間はシャワーに入ることが出来ません。
  • 移動(歩行/トイレ)  麻酔により足に力が入りにくい状態になるため、転倒のリスクがあります。  麻酔開始後はベッド上で安静に過ごしていただきますが、神経圧迫などを避ける  ため、1時間に1回程度は体の向きを変えていただきます。  トイレに動くことも控えていただくのと、尿意がわかりにくくなるため、必要に応じて  導尿(管で尿をとる処置)を行います。 

分娩費用に追加で85,000円(+外来での事前検査・診察代)の料金を頂戴しております。
無痛分娩中の様々な手技や対応は細心の注意を払って行いますが、それでも麻酔の効果があまり得られない場合や、帝王切開に切替わる可能性はあります。
その場合でも、管の挿入を行った時点で無痛分娩費用が発生します。返金は出来ませんので、何卒ご了承ください。
無痛分娩自体(薬の使用や管の挿入)が出来なかった場合には、費用は発生しません(外来での検査・診察代のみ頂戴します)。

出産された方の声


  • 入院当初は緊張と不安がありましたが、主治医の先生をはじめ、産婦人科の看護師の方々の温かく丁寧な対応で安心して過ごすことができました。退院後も診察にお世話になりますが、他の方、知人にもおすすめしたいと思います。
  • 助産師の方々の親切、丁寧な対応で快適に過ごせました。お食事も季節のあるものが出てきて、おいしく頂きました。
  • わからないことが多く、色々聞いても親切親身になって教えて下さって本当に感謝しています。今回コロナの影響で面会ができませんでしたが、そのおかげもあり赤ちゃんとおもったより穏やかな時間を過ごせたのは支えて下さった2C病棟の皆様のおかげだと思っています。また子どもができたら、お世話になりたいと思います。
  • 助産師さんが常にいてくれて、モニターの調整や声をかけて腰をさすってくれたので、自分お楽な姿勢で陣痛中を過ごすことができて、すごく楽で安心しました。
  • とても優しく応援し、背中をさすっていただいたり、アドバイスをくれたり、とても心強かったです。
  • 細かいところまで気をかけてくださり、ありがとうございました。
  • 毎回、声かけや説明が丁寧で安心しました。
  • 気持ちが落ち込んでしまった時、泣いてしまった時など話を聞いてもらえてとても嬉しかったです。
  • 入院して1時間でのお産でしたが、早め早めに準備してくださって付き添ってもらえたので、感謝しています。助産師さん同士の情報共有もしっかりされていたんだろうなと感じました。

お問い合わせ


名古屋記念病院 産婦人科病棟(2C病棟):052-804-7846 (平日10:00~16:00)