病院でも夏は浴衣で・・・・
|チカラ|2010-07-11|
名古屋記念病院では、入院治療中の方、ご利用いただいている患者さんを対象に、癒しを目的として、年に数回コンサートをロビーで催しています。また七夕が近くなると病棟には笹が飾られ、患者さんやスタッフが願い事を短冊に書いて結びます。
昨年の7月7日、前木寛子様、諏訪みゆき様のお二人に当院にお越しいただき、正面ロビーでフルートとピアノでの演奏をお願いしました。
その時、ぜひ来年は同じ七夕の日に、浴衣を着て織女星と彦星のようにお会いしましょうと約束。私も、浴衣にゾウリで変身、ご覧のように再開をはたすことができました。昨年と違うイメージには一瞬はっとしましたが、とても浴衣が似合う素敵なお二人でした。
前木様は3年前にご自身ががんの手術で右耳の聴力を失い、病気だけでなくフルート奏者としての今後についてもたくさんの悩みをおわれたことと思います。そんな中で、ボランティアとして医療施設など各地で演奏会を開かれており、音楽とご自身の体験談を通して多くの患者様に勇気と希望を与え続けてみえます。
今年は、浅田真央さんや高橋大輔さんがバンクーバーオリンピック・フィギュアスケートでメダルを取った際の音楽、「仮面舞踏会」、「道」も演奏に取り入れ、音楽の持つ癒しのチカラに、広くないロビーに集まってくれた70人以上の患者さんたちはとても安らいだ表情を見せていました。
前木さん、諏訪さんありがとうございました。
また来年も浴衣で皆様をお迎えしたいと思います。
(草深裕光)